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オーストラリアと日本の文化・習慣やシステムの違い
緑園国際交流 第82回 トークサロン

オーストラリアについてと日本との違いを語る犀川さん
オーストラリアについてと
日本との違いを語る犀川さん
 「オーストラリアにおける大学の役割は、専門的知識を身につけ、学んだことを社会に出て応用すること。従って日本と違い教養科目はなく、すべてが専門科目で、3年で卒業。卒業するためには大変な勉強が必要となる。卒業後就職に当って、何年契約かを交渉することになる。 終身雇用制度はなく、年功序列もない。違う部署への異動もない。企業も社員を残業させないようにするし、残業はむしろ能力がないとみられる。就業後、同僚と一緒に飲みに行くなどはめったにない。」と語るのは、オーストラリア生まれのオーストラリア育ちの日系オーストラリア人で、今年4月に交換留学生として来日し、現在横浜国立大学で勉学中のSaikawa Katsuaki(犀川勝暁)さん。現在の専門は法学部と教養学部で、将来は国際弁護士志望とのこと。

 緑園都市コミュニティ協会(RCA)国際交流委員会主催の第82回トークサロンが、9月26日(土)、緑園クラブハウスで開かれ、今回のスピーカーは犀川さん。ご両親が日本人ということもあり、終始日本語で講演。豪州の概要(国土・人口・気功・歴史・イギリスの影響など)、先住民族アボリジニーの文化、オージー(オーストラリア人)の食文化、オージーEnglish ・気質、教育制度、日本人との公私意識の違いなどについて、準備してきたパワーポイントを使って詳しく説明していた。 

 豪州ではインフラが不整備で、特に水不足が深刻。従って、風呂がないホテルも珍しくなく、シャワーも1回5分といったように、水を大切に使うことが習慣となっている。Public と Private の意識の違いについて、たとえば日本では、花見など公共の場でもお酒を飲むが、豪州では公共の場では許されず、インドアでしか飲めない。タバコについては、日本では公共の場で吸うには制限があるのに対し、豪州では問題ない。逆に、Pub や Bar など店内では一切禁止となっている。

 オージー(オーストラリア人)は、日本について「歴史が長く、“サムライ”はよく知られている言葉で、皆親切で、技術が進んでいる。」と見ている。「大学生の留学先は、イギリス、アメリカは多いが、アジアでは圧倒的に日本の希望が多い。」「移民は全体の約2割を占める多民族であることもあり、人種差別は感じられない。」など質疑にはいってからの多くの質問に対し、それぞれ丁寧に答えていた。