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サッカーとカーニバルだけではありません
あなたが、まだ見知らぬ多様性の国 ブラジル
〜 緑園国際交流 第94回 トークサロン 〜

  ブラジルは、サッカーとカーニバルだけではありません、と語るネイロルさん
   ブラジルは、サッカーとカーニバルだけ
ではありません、と語るネイロルさん
 「ブラジルについて、サッカーとカーニバルは日本でも皆さん知っているように有名ですが、他にも有名なものが一杯あります。」と語るのは、横浜国大大学院生でブラジルからの留学生ネイロル・エステボさん。このプレゼンテーションのために膨大な資料を屈指したと思われるほど、これでもかというほど幅広くブラジルを紹介、彼の生真面目さ感じられた。

 歴史(西暦1500年以前の姿、植民地時代、独立、移民)、国名(樹の名前)・旗(黄色・青・星・縞)の由来に始まり、地理(領土・気候、首都、人口)、経済(統計・企業・農業・貿易・通貨・成長・協定)、スポーツ(サッカー・バレーバスケット・テニス・水泳・柔術・自動車競技)、文化(インディオ・芸術・サバンナ・ボサノバから現代の音楽・舞踊・祭り・映画・挨拶・行儀)、日本との関り(歴史・日系人・日本人街)、人種(顔・民族)、自然(生物など)、果物、料理、地域とそれぞれについて画面を通し語ってくれた。
歌詞 ブラジル歌謡を紹介するモニケさん
ブラジル歌謡を紹介するモニケさん 

 緑園都市コミュニティ協会(RCA)国際交流委員会主催の第94回 トークサロン「あなたが、まだ見知らぬ多様性の国 ブラジル」が4月28日(土)緑園クラブハウスで開かれ、国際交流に関心を持つ同地区住民が集まった。

 ネイロルさんは、イタリアとスペインの混血で、同伴で出席した夫人のモニケさんは、オランダ、スペイン、ドイツ、ブラジル・インディアンの混血で、まさにブラジルは多民族で構成されている。音楽の紹介のとき、モニケさんが一曲歌を披露、拍手喝さいを受けていた。
  ブラジルらしくおおきなゼスチャーで
  ブラジルらしくおおきなゼスチャーで

 日本からの移民は20万人弱だが、現在日系と言われる人は150万人。3世が41%、4世が13%で4世に至っては混血が60%を超えているとのこと。

 地域によって気候風土は様々。原住民が最大の地区、文化の宝庫地区、農業集中地区、経済推進地区、重要産業拠点地区と地区によってそれぞれ特徴がある。アマゾンのがもたらす自然、熱帯雨林、サバンナ、海岸、動物、果物など、国土の広さがもたらす多様性が実感できた。

 質疑に入って、ブラジルでは犯罪が多く、貧富の差が多いことが原因と思うが、その解決策は、に対し、ネイロルさんは教育だ第1だ、としていた。また、夫人に対し日本に来てからどんなカルチャー・ショックがあるかに対し、モニケさんは、日本女性はゴミ出しやちょっとした買い物にまで化粧をちゃんとして出て行くことなどに驚いて、ゼスチュアたっぷりに表現していた。