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インドネシア ジャワ島中部南岸の特別州
ジョグジャカルタ 伝統的文化を守り、インドネシアの誇り
〜 緑園国際交流 第96回 トークサロン 〜

  ハニナ・ザキヤさん
   ハニナ・ザキヤさん
 緑園都市コミュニティ協会国際交流委員会が主催する第96回トークサロンが、6月23日(土)緑園クラブハウスで開かれた。今回のスピーカーは、インドネシアのジョグジャカルタにあるガジャ・マダ大学(3年生)からフェリス女学院大学に交換留学生として今年3月に来日したハニナ・ザキヤさん。テーマは「ジョグジャカルタ・昔ながらの雰囲気の街」。来日は初めてとのことだが、発音、イントネーションとも言うことなしの日本語で通していた。帰国後、大学卒業後は、と質問したら、大学院へ進むつもり。その先はまだ決めてはいないが、日本に、また来たいと話してくれた。
出身地タンゲランの市役所  
出身地タンゲランの市役所  

 今日のテーマはジョグジャカルタではあるが、まず自分の出身地タングランの紹介から始まった。インドネシアの首都ジャカルタの西部、車で1時間ほどにある。オランダ植民地時代の砦の街で、昔は緑にあふれ、川の水も綺麗であったが、現在は高層ビル、モダンなショッピングモールのある活気あふれた、中国系人が多い街。したがって、中国系の寺院や獅子舞、ドラゴンボートなど祭りもある。黒砂糖とココナツミルクでできた甘い食べ物「Dodol」など伝統的食べ物もいろいろある。

 次に、本題のジョグジャカルタ。タングランはインドネシア語が中心だが、ジョグジャカルタはジャワ民族が主であり、ジャワ語が主流、よく理解ができないと語っていた。知事は王様。今の王は10世で、王国の伝統が残っている。最も人気のある買い物スポットは「マリオボロ通り」。ご当地らしい服、料理、の紹介、店の状態、ストリート・ミュージシャンに始まり、オカマ・ミュージシャンにご注意を!、と忠告していた。
  買い物スポット「マリオボロ通り」
  買い物スポット「マリオボロ通り」
 
 オランダ植民地時代からの建物、それを博物館として活用している様子、ヒンドゥー教や仏教の寺院遺跡等の文化遺産を紹介。現王に続く王宮は半分は一般人も入れる博物館として開放されており、スルタン王の兵士たちが案内をしており、10世までの歴史を知ることができ、大勢の人たちが訪れている。広場には、バンヤンツリーという樹の間を目隠しをしてうまく通れれば、願いごとが叶えられるという場所があり、人気スポットとなっている様子も話していた。

 インドネシアで最も活動的な活火山「ムラビ山」があり、1548年以来、68回も噴火、1年中噴煙を出している。2006年、2010年にも噴火し、その灰により大きな被害があった。
 
 ジョグジャカルタは、昔の風景とモダンな風景が織りなす街、人々は親切、物価も安い、観光スポットも多く、居心地の良い街。伝統的文化を守り続けており、インドネシアの誇りです。ぜひ、インドネシアを、特にジョグジャカルタにおいでください、と結んだ。