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環境管理の技術研修生
不思議の国 ケニア
~ 緑園国際交流 第109回 トークサロン ~

 
 緑園都市コミュニティ協会(RCA)国際交流委員会が主催するトークサロンが、1月24日(土)緑園クラブハウスで開かれた。今回のスピーカーは神奈川県国際研修センターで環境管理(汚染、水質、廃棄物、森林管理等)を研修されているケニアからの研修生ニャマイ・ローダ・ムトノさん。「不思議の国ケニア」のテーマでプレゼンをしていただき、日本語とスワヒリ語を交えた興味深いトークサロンとなりました。 今回が109回位目のトークサロンで、ケニアからは初めての登場。

 ケニアは世界で47番目の大きさでアフリカ東部に位置します。公用語は英語、スワヒリ語です。42の民族とその独自の言葉もあります。ナイロビ、キスム、モンバサが有名です。通貨はシリング、1シリング約1~1.5円です。気候は熱帯性気候で。また経済は約%の成長を維持しています。17世紀、アラブに征服され、いくつかの国の支配を受け、1963年に独立しました。人口の83%がクリスチャン、11%がイスラムです。
   

 スワヒリ語で「KARIBU」とは「ようこそ」の意味です。教育制度は844制で進級時に試験があります。GDPの63%が観光業ですが、農業、フルーツ、コーヒー、ココナッツ、サトウキビ等があり、鉱業も鉱物資源、石油も産出します。自然保護区15、国立公園13、多くの世界遺産があります。「KAYA」とは森林の聖地のことで、円形の村落の中心に悪霊を祓う場所があります。

 ケニアでも地球温暖化の影響を受け、自然保護区の動物の生息にも影響が出ています。ナショナルパークで、ヌーと呼ばれている動物たちの年回の大移動は壮大で多く人に感動を与えています。ケニアは自然保護の保全に力を入れており、近隣諸国とナイル川の水の保全は大切で、ビクトリア湖の水源からの水の消費は極力避け、その他の方法で水源を確保しています。
   
   

 ムトノさんの興味深いお話しの中で、日本語とスワヒリ語は母音が似ており、日本語の「何」はスワヒリ語で「誰」を意味します。母音の発音が似ているのでとても親近感があります。母国での日本のイメージはテクノロジーがあり、そのうえ控え目な態度で知られております。

 参加者からの多くの質問があり、アフリカ奴隷の歴史教育、アメリカとの関係、医療制度、自然環境など、活発な質疑があり盛会なトークサロンとなりました。ケニアの自然、特に自然環境に参加者は感動しておりました。