緑園国際交流 トークサロン 第152回  
多様性に富んだ 美しさの国 ネパール 
ネパール大使館 次席参事官 Ambika Josh さん、(通訳)Jigyan Kumar Thapa さん 
 
   
 左:Thapaさん、右:Joshiさん  
 緑園都市コミュニティ協会(RCA)の国際交流委員会主催の第152回 トークサロンが9月22日(土)緑園クラブハウスで開かれました。

 今回のスピーカーはネパール大使館次席/参事官のAmbika Joshiさん。テーマは「多様性にとんだ比類にない美しい 国 ネパール」。通訳は横浜国大大学院卒で現在「かながわ国際交流財団」勤務中のJigyan Kumar Thapaさん。Thapaさんは横国大留学中の2005(平成17)年2月に、第52回トークサロンで「悠久の国ネパール」をテーマにスピーカーをしてくれていました。それからちょうど100回目の第152回に対し「何か縁を感じる」と語っていました。

 初めに今日の参加者及びRCAの活動への感心を含む挨拶をされ、また、日本への友好の心情について触れられた。
 その後、スクリーンへの映写を通してネパールの多様性、特に自然、文化、伝統、言語、民族性等の観点から下記の点についてお話があった。
 1.三角形を組み合わせた国旗の意味:世界で唯一の四角形でない国旗で、ネパール王家と宰相家の三角旗を
   組合わせ、ヒマラヤ山脈の山並みとともに、二大宗教であるヒンドゥ教と仏教を意味しているそうだ。
 2.エベレストを中心とする厳しい中に美しさもある山岳風景

 
 3.世界遺産の一つであるルンビニ廟のネパール人にとっての
   誇り
 4.クマリ(3~4歳から初潮迄の女子で生き神とされる)の神
   性
 5.年によって見直されるというカレンダーの流動性
 6.ネパール固有の鳥の種類
 7.カラス、牛、犬、蛇などを祭る動物祭の数々
 8.兄弟や女性を祝う祭りもあり、とにかく祭りが多い
 9.1956年に始まった日本との友好関係
   (姉妹都市交流も盛ん 長野県松本市、富山県砺波区など)
 10.北の山岳地帯は中国に接し、南の丘陵地や平野部はインドに
    隣接。国全体では山岳部15%、丘陵地68%、平地17%

 そのほか、食生活や観光、ベンガルドラをはじめとする野生動物についての話があった。
 中心テーマである多様性については、中国とインドに挟まれた内陸の小国で、古くから異なる民族・文化が
交わり、宗教、伝統などが入交り、独特なネパール文化となっている。また、南部のインドと続く平原の最低地
では海抜60m、北部はヒマラヤ山脈、中国との国境地帯は標高8,000mを超える。自然豊かな国で、多様な
生物種が生息していると紹介していた。
 最後にお国のアピールと、直行の航空便も定期的に運行されているので、ぜひ日本の皆さんもネパールに、と話され、盛況のうちに終えられた。
 

 次に質疑の時間となり参加者から次々と質問が出されていた。
 1.カトマンズ地震の復興は?
    →2015年4月にM7.8の地震が発生、大被害となりまし
     たが、日本を含む世界からの多大なる支援により、
     生活環境は改善されている。
  通訳のThapaさんは東日本大震災時(2011/3)在日しており
  東北各県をボランティアで支援活動をされていたとのこと
 2.ネパールの起源は? 
    →坊さん(ネ)が悟りを開いた(パール)というのが語
     源だが、1800年代にそれまでのいくつかの小国を
     統一した王がいたとされている。
 3.最近の温暖化の影響は?
   →氷河の減少等温暖化の影響は感じているので、皆で対策を考えていきたい。
 4.クマリ期間を終えた女子はどうなるのか?
   →普通の女子に戻る。勿論、元クマリとして尊敬を集め、国からの支給もそれなりにある。
 5.エベレスト登頂の危険性は解決されたのか?
   →登頂許可の段階で厳しいチェックを受けることで対応している