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水資源が豊富で、発電量世界一のダムも
南米の中心・パラグアイ
~ 緑園国際交流 第121回 トークサロン ~

   
 緑園都市コミュニティ協会(RCA)国際交流委員会が主催するトークサロンが、9月24(土)緑園クラブハウスで開かれた。今回のスピーカーは南米の中心にあるパラグアイ(Republic of Paraguay)からの横浜国立大学留学生リス マリアナ アギレラ ロメロ さん。来日2年目のリスさんは現在横浜国大でファイナンシャル・リスクマネジメントを勉強、博士課程は残り2年半となります。

 パラグアイは南米の真ん中に位置します。故郷は首都ASUNCIÓNの南30㎞イタウグア Itaugua)です。
 パラグアイの国旗は表と裏が異なります。国花はトケイソウ、面積40万㎢で日本の38万㎢と大体同じですが人口は約680万人で首都にその約8%が集中しています。
   


 パラグアイは2012、13、14、15年のギャラップ調査で、世界で最も幸福な国として4年連続認定されています。国民の多くが母国語のグアラニ語を話します。公用語はスペイン語で教育もスペイン語で授業を受けます。他の南米諸国の様にスペイン語だけではないのが特徴的なことです。パラグアイの語源は水が海に向かって流れているという意味のグアラニ語です。

  Cuándo vamos comer sopa ? と言えば「何時結婚するの」を意味を表すほどパーテーで欠かせないスープと呼ぶSopa paragraya ですが、パンの形をしたオーブンで焼いた特別な料理です。固形の特別な食べ物です。他にTerereと呼ぶマテ茶、vori vori と呼ぶトウモロコシとひき肉のスープ等が有名です。

 衣装では、Ñanduti と呼ぶ刺繍が特に有名です。グアラニ語で蜘蛛の巣を意味します。とても繊細なアオポイ-刺繍で民族衣装としてフィエスタのダンスなどで観ることが出来ます。
   

 水資源が豊富で、国内総需要の10倍もの発電量があります。GDPは農業が21%、工業28%程度です。3パーセントの富裕層が80パーセント以上の富をコントロールしています。貧困層も多く、多くの問題を抱えています。問題があるからこそ素晴らしい国です。1524年スペインにより発見、1811年独立、独裁国家を経験し解決してきたからです。

 最後に日本との違いを話します。パラグアイでは、人と話すときは出来るだけ近くで会話します。離れての会話はとても良くありません。相手の肩に手を添え、触れ合います。そしてアイコンタクトを大切にします。感情は明確に出すことが大切です。でも時間にはルーズです。日本から28時間かかりますが、一度パラグアイに来てください。 
 パラグアイ紹介フィルムYouTube をぜひご覧ください。