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「スラブ海に浮かぶラテンの島」のルーマニア
〜 緑園国際交流 第65回トークサロン 〜


ドランカ・ラズヴァンさん
ドランカ・ラズバンさん

 女子体操競技で10点満点を出した白い妖精 ナディア・コマネチ で有名なルーマニアについて、『ルーマニアの文化とその魅力 』 というテーマで同国の国名・国旗の意味、歴史、国の体制、地理、気候、宗教、言語、観光地、スポーツなどを、在日4年になる横浜国大・経営学部に留学中のドランカ・ラズヴァン(Razvan Dranca)さんが、英語にときどき流暢な日本語を交えながら講演した。この会は、緑園国際交流委員会が主催する第65回目のトークサロン。
 
 
ルーマニアという国の名前は、ラテン語の“Romanus(Roman)”に由来し、非ラテン系民族に囲まれた東欧の中で最も東に位置するロマンス(ラテン)系民族で、「スラブ海に浮かぶラテンの島」と言われている。
 第2次世界大戦後、ソ連邦傘下に入ったが、1989年12月に共産党独裁政権に終わりを告げ、現在は二院制議会を持つ共和制となっている。

参加者たち

 領土面積は、山岳、丘陵、平野がほぼ均等。 ヨーロッパ大陸の東南に位置し、中央を山脈が走ることから、気候は温暖な点と大陸的な面がある。南のブルガリアとの国境を流れる ドナウ川 は黒海に流れ込み、デルタを形成、豊穣な生態系を形成していることから、ユネスコの世界遺産に指定されている。また温暖な気候であるほか、何マイルも続く砂浜、古代遺跡、ワイン園などもあることから、避暑地として人気がある。

 
500年以前の修道院の多くは、人類世界遺産としてユネスコに登録されている。その中には、いままで再現不能なVoronet blue と呼ばれる青色に彩色されたものもある。

ヴォロネット修道院
独特なVoronet blue彩色の
ボロネット修道院

 ヨーロッパでも有数の中世そのままの古い小さな家々、狭い石畳の街路、アンティーク商品や伝統工芸品を売る小さな店々などの町並みを残す地域もある。
 ルーマニア語は、ロマンス(ラテン)語とも呼ばれるインド・ヨーロッパ語系。歴史的には、フランス語が主要外国語であったが、若者を中心に英語が主流となってきている。

 

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