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自立を志向するスロバキアの若者
〜 緑園国際交流 第72回 トークサロン 〜
 
日本語で講演するエヴァさん
 スロバキアでは18歳が成年であるが、早くから経済的にも行動面でも自立したいと考えるが、日本では20歳になっても母親にお弁当を作ってもらっている、と両国の違いについて印象を語るのは、スロバキアからの留学生スピシアコヴァー・エヴァ(Ms.Eva Spisiakova )さん。

 「スロバキア人がイメージする日本と私が見た日本」というテーマで、4月28日(土)午後、緑園都市コミュニティ協会(RCA)国際交流委員会主催の第72回トークサロンが緑園クラブハウス行われた。今回のスピーカーは、スロバキア国立コメンスキー大学からフェリス女学院大学へ交換留学生として来日中のエヴァさん。同国で2年間の日本語習得と来日1年足らずにもかかわらず、通訳を交えず、すべて流暢な日本語で同国の地理、気候、歴史、政治体制、宗教、食料、言語、民族舞踊についてはDVDを使いながら説明するとともに、
自らDVDを操作
しながら、説明
参加者からの活発な質問にも丁寧に応えていた。

 同国での食事は、パン、ジャガイモ、チーズ等の乳製品、野菜などが中心であるが、来日後は炊飯器を購入、ご飯を食べている。生魚は日本で初めてだが、非常においしい。納豆も食べている。同国には古い建物、教会は数多くあるが、日本のお寺、神社など興味深く見学している。日本人は全般的に背が低いので、高いハイヒールを履くのが気になる。日本語は難しい、特に敬語は。そして先輩後輩の意識も強く、文化の違いを感じる。同国では会合で10分、20分遅れることが通常だが、日本ではすべてが時間通りで感心する。同国では冬はマイナス30度Cにもなり寒いが、夏は30度Cになることもあるが爽やか、日本の夏が怖い。祭事はクリスマスとイースターが2大イベントで、イースターが最大。クリスマスにケーキで祝うのは、日本だけでは、など日本に来てからの印象などについて語った。
 最後に、通訳志望のエヴァさんはこのサロンでスピーチの機会を与えてくれたことと、多くの質問をしてくれたことに対し、いい経験になったと感謝の言葉を述べていた。