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横浜国大 経営学部
2010年度(第7回) スピーチコンテスト
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スピーチした留学生たち
スピーチした留学生たち

 横浜国大経営学部の「留学生による日本語スピーチコンテスト」が、11月7日(日)、同大学教育文化ホールで開催された。参加したスピーカーは、中国、韓国、ベトナム、ウズベキスタン、キルギス、モンゴルからの留学生9名。

 夢・不安、家族、人生の先生、貴重な経験、自国と日本の差異など、それぞれ示唆に富む内容を、短期間の日本滞在にもかかわらず、みな発音もしっかりと、流暢なスピーチをしていた。大勢の前で、しかも異国の言葉である日本語で自分の気持ちや考えを伝えることの難しさを考えると、みな感動的な、かつ向上心、創造性あふれるスピーチであった。

  グランプリ賞受賞
  グランプリ賞受賞

 グランプリ賞には、ウズベキスタンのNurmatov Bekzod さん。“日本と私”をテーマに来日後、自国との差、特に運賃と食費の高額に驚いたり、バナナは自国では最高級果物なのに日本では安いため毎日食べたこと、ゴキブリになぜ敬語「ご」を付けるのかと思ったことなどをユーモア交え語った。そして今の一瞬を大切に。また『豚となり楽しまんより、人ととなり悲しまん』を座右の言葉としていた。その他の賞として感動賞、独創性賞、国際性賞、日本語賞(2名)、ベストパフォーマンス賞、ベストコミュニケーション賞、話題賞がそれぞれ審査委員からコメントを貰いながら受賞していた。
 今回審査員として読売新聞横浜支局長も参加しており、当スピーチコンテストについて同紙コラムに掲載される模様。

受賞式風景  
受賞式風景  

 経営学部の八木学部長は「この会も7回となり、年々スピーチそのものだけでなく、その内容のレベルも上がり、素晴らしい会となってきて喜ばしい。」と語っていた。この会の実行委員会では、スピーチコンテストについて「当大学には“国際性”を象徴する多くの留学生が在学している。留学生自身が実行委員となり、日本人学生と相互に交流、刺激しあいながら留学生活をさらに充実させる絶好の機会となっている。」としている。

 コンテスト閉会後、同学部の国際交流ラウンジで交流会が催され、スピーカーや学部長ほかの先生たち、実行委員会メンバー、傍聴者など大勢が集まり、懇親を深めていた。

 RCA国際交流委員会では毎年、同大学の留学生を招き「トークサロン」を開いているが、その関係から招きを受け、国際交流委メンバー大勢が参加した。交流会会場では、留学生たちに12月開催予定のイヤーエンド・パーティへの参加を呼び掛けていた。