緑えんネット | RCAコーナー 
緑園3丁目の防災訓練
担架・リヤカー搬送、発電機・灯光器、消火器・消防放水など

 日本は地震国。いつ起こるか分からないが、いつ起きても、という覚悟で、緑園3丁目の防災訓練が雲一つない晴天で、炎天下の7月10日(日)午前中、当丁目の「いっとき避難所」となる子易谷公園で緑園消防出張所の橋本所長ほか所員の指導で行われた。

 今回行われたのは、組立式担架による搬送、組立式リヤカーの使用法、発電機を使っての灯光器の取扱い、消火器の使用、消火栓からの放水、簡易トランシーバー使用など当丁目として備蓄されている資機材を使っての訓練であった。

 最初は橋本所長以下署員による資機材の説明と実演を見てから、交代で、一連の動作を行っていた。担架を使っての搬送では、まず担架の組立て方からの練習に始まり、運ぶ段階での注意事項など説明を加えながら行われた。リヤカーでは、組立てのほか物だけでなく、人間の場合も、ある程度距離がある時には有用な点も強調していた。 消火器使用では訓練用の水消火器で大勢が交互に「火事だ」と大声を発しながら、消火器を持ち、樹木の根元に向かって放水。早く放水しすぎて、自分にかけてしまう人も。

 消火栓を使っての放水では、消火栓のある場所に移動し、マンホールの開け方、水の出し方、消火栓にホースをつなぐ注意点、ホースの伸ばし方、ホースと放水ノズルの接続、放水に当っての注意点などの指導の下、4人体制の交代で一連の動きを実際に行い、公園の中に勢いよく放水していた。

 簡易トランシーバー活用では、2人一組となり、交代で、「こちら、…。・・・。どうぞ」と公園内のあちこちに移動しながら、通話を確認していた。なお、当公園の一角に、40㎥の貯水槽があり、その場所の確認とポンプがないと利用できないことや飲料水でないことなどを説明していた。

 訓練後、医療救護拠点について質問があり、当地区では岡津中学校であること、その機能は創傷、打撲、骨折等外科的なもの、軽・中傷者に対する応急手当を行うために災害時に限り、臨時に開設するものであることを説明していた。当公園からも距離があるため、自動車が使用できない場合には、担架などより、リヤカーの方が有用だ、との話が出ていた。
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担架搬送
担架搬送
リヤカー搬送
リヤカー搬送
発電機と灯光器
発電機と灯光器
消火器で放水
消火器で放水
消火栓からの放水
消火栓からの放水