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AEDも含めた救急法の講習会
緑園6丁目防火防災部

まず心肺蘇生法の映像で勉強
まず心肺蘇生法の映像で勉強
 突然死の原因の1位は心臓疾患で、全体の3分の2を占めており、それもその半数は家庭で起こっていると言われている。心臓が止まると4分以内に脳に障害が発生することになり、1分ごとに7〜10%救命率が低下する。一方、救急車の到着には通報後、7分程度かかっている現状から、いざというと時、身近にいる人が、あわてず、安全確実・迅速に適切な応急手当、AEDを使用することで、救命率の向上が図れるとともに、後遺症を減らす効果がある。

 また最近、駅やデパート、公共施設等でAED(自動体外式除細動器)の設置が目立つようになってきている。しかし、あることは知っていても、使い方が分からないと、いざという時に役に立たない。そういったことから、緑園6丁目防火防災部は3月6日(土)午前、緑園クラブハウスで、泉消防署の協力のもと、AEDを含めた救急法の講習会を開いた。
人形を使って実技訓練
人形を使って実技訓練

 今回は、救命救急法に関するDVDも放映され、その後実際の体験に移った。体験では「傷病者の発見・観察、意識の確認、協力者要請、気道確保、心肺蘇生法(人工呼吸・胸骨圧迫)の実施、AED到着・使用、救急隊到着まで心肺蘇生法継続」という実際に即した一連の訓練をダミー人形や訓練用AEDを使って行われていた。 AEDそのものの操作は簡単で、音声ガイダンスに従って、電極を傷病者の胸部へ張付け、解析結果に基づいて音声による指示通りボタンを押すだけですみ、操作に高度な専門知識を必要としない。

 参加した人たちは、最初は泉消防署緑園出張所の田中所長の説明と実演を見てから、3グループに分かれて、一人ひとり交代で、一連の動作を行っていた。また119番通報するよう依頼したり、AEDを持ってくるよう依頼したり、AED装着を共同で行ったり、ということを繰り返していた。今回は一緒に参加していた子どもたちも、真剣に親の訓練の様子を興味深く見守っていた。