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地域からの国際交流  第2の開国に向けた出航
水平的な民際交流(学び合う、啓発し合う交流)に
よこはま大学開港塾 第9回がフェリス女学院大学で
 
 
基調講演をする西川氏
基調講演をする西川氏
「今日、グローバリゼーションからポスト・グローバリゼーションの時代への時期にある。経済グローバル化は、世界的に富裕国と途上国、各国内での格差増大、貧困問題、環境悪化問題を生み出している。従来の垂直型国際交流、すなわち“教えてやる、〜してやるに変わり、ポスト・グローバル化時代には、水平的な民際交流“学び合う、啓発し合う交流”の流れとなる。
それは民主化を促し、人間性重視の時代への移行が進むことになる。」と早稲田大学名誉教授で、国際学会会長の西川潤氏が「地域からの国際交流〜ポスト・グローバリゼーション時代の市民社会交流」と題した基調講演をおこなった。

西川氏と3名のパネラーと高柳氏
西川氏と3名のパネラーと高柳氏
 これは、よこはま開港塾の第9回講演会で、11月16日(月)午後、フェリス女学院大学緑園キャンパス・キダー・ホールで開催された。この会では、西川氏の講演に続き、パネルディスカッション「地域からの国際交流ー横浜の取り組み」がフェリス女学院大学国際交流学部教授の高柳彰夫氏のコーディネートで、山中悦子氏(NGO草の根援助運動共同代表)、関山誠氏(横浜市都市経営局国際政策室長)、松本淳氏(JICA横浜国際センター次長)の3名のパネラーにより行われ、それぞれの立場から、現在のおかれている状況、活動内容などが説明された。

 草の根援助運動として、途上国の開発援助、開発教育、政策提言などを、横浜市の国際交流として、都市間交流、在住外国人施策、国際協力、CITYNET会長都市としての活動などを、JICAとしては、従来の国の機関(国家公務員)を中心とした国際交流から、市民(NGO、自治体、大学など)のイニシアティブを尊重し、支援する《草の根技術協力事業》に注力する方向となっているなど、説明された。 その後質疑応答に加え、西川氏のコメントで幕となった。その中で、日本国内における国際交流の重要性も指摘していた。

 「よこはま大学開港塾」は、横浜開港150周年を機に、我が国の発展に大きく貢献した横浜の歴史を振り返り、変化する国際社会の中で、横浜から未来の日本・世界を切り拓く契機とすることを趣旨として、横浜市立大学、慶應義塾大学、桐蔭横浜大学、神奈川大学、横浜国立大学、東京都市大学、横浜商科大学、フェリス女学院大学の市内8大学による全10回、リレー形式のシンポジウムで、8月22日(土)〜11月中まで順に開催されている。主催者側では、「私たちが住み、働き、学ぶ、横浜の価値と魅力を再認識し、横浜の進路について考えてみませんか」と呼び掛けている。