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複雑化する中身とは
サービス付き高齢者向け住宅の基礎講座
  新橋 地域ケアプラザ  街の駅講座

講師の斉藤弘毅氏  
 講師の斉藤弘毅氏  
 特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、介護療養型医療施設、グループホーム、有料老人ホームと高齢者向けお住まいは多種多様。有料老人ホームにも、介護付き、自立型、住宅型、健康型といろいろある。それ以外に、今日のテーマの「サービス付き高齢者向け住宅」(以下サ高住)がある。それぞれの違いをまず知ってほしいと、簡単に触れる。

 新橋地域ケアプラザの街の駅講座が8月31日(土)同プラザで開かれた。講師は、高齢者ホーム入居相談センターロイヤル入居相談室センター長の斉藤弘毅氏。住まいを選ぶ前に、@なぜ住み替えなければいけないのか、Aいつ住み替えたいのか、B住み替えた後、どのような生活を送りたいのか、を自分の身体状況を把握し状態が悪くなった時のことを考えて、預貯金や年金からの予算を考えてほしい、という。
  「サ高住」の基礎講座
   「サ高住」の基礎講座

 高齢化が急速に進む中で、高齢の単身者や夫婦のみの世帯が増加しており、介護・医療と連携して高齢者を支援するサービスを提供する住宅を確保することが極めて重要。 このため、高齢者の居住の安定を確保することを目的として、高齢者にふさわしいハード面としてバリアフリー構造、一定の面積、設備を有し、安心できる見守りサービスとして、安否確認、生活相談サービスを有する住宅「サービス付き高齢者向け住宅」の知事への登録制度を国交省・厚労省の共管制度として平成23年10月からスタート、2020年までに全国に60万戸つくる予定だが、現在のところ12万戸程度。まだ発展途上でもあり、選ぶには、余り先走らず、せいぜい半年前がベター。介護者が探すには2−3か月前からが、という。

 サ高住は、老人ホームではなく、「賃貸住宅」で安否確認と生活相談サービスが付いているが、食事提供は条件ではないが付いているところが多い。相談サービスは「介護」ではなく、あくまでも「支援」。賃貸であるため、敷金のみで、礼金や更新料は不要。管理人はヘルパー2級、ケアマネ等の有資格者。 居室面積は25u以上(共有スペースがあれば18uでも可)。