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「タスカル」交流会
安心して住み続けられる街づくり
2025年に向け、新たな地域づくりの始まり

 
  会員相互の助合い組織、緑園地区の「タスカル」は2月19日(日)、緑園地域交流センターで交流会を開催した。今回は2部構成で、第1部は国(厚労省)が始めようとしている「地域共生社会」実現に向け「安心して住み続けられる街づくり」をテーマに講演、第2部は会員相互の交流会を行った。

 第1部は、講師として新橋地域ケアプラザの石川社会福祉士と松坂保健師が、後期高齢者の激増が見込まれる2025年に向け、新たな地域づくり「安心して住み続けられる街づくり」について語った。


 まず「緑園地区の人口減少と少子高齢化」
として、今後見込まれることとして、@高齢者の増加、A生産年齢人口の減少、B独居高齢者世帯増加、C後期高齢者の増加、D認知症高齢者の増加、E虐待の増加、F多死時代、G要介護者の増加を挙げ、そういったことから出てくる影響として。@税金・保険料徴収困難、A生活保護・困窮者世帯増加、B精神障害者増加、C障害者の高齢化、D複合的課題を抱える家庭の増加、E消費者被害の増加、F災害時要援護者の高齢者増などを挙げた。

 上記のようなことから、政府は「地域共生社会」の実現に向け、「我がこと」(住民主体の地域課題解決力強化・体制づくり)と公的福祉サービスの総合化・包括化といったサービス・専門人材の「丸ごと」を目指している。
   

 そういった中で地域にとっては、地域における生活支援サービスの充実と高齢者の社会参加が求められている。
 横浜市における2025年の地域包括ケアシステムは、医療、介護、相談といった支援システムと地域における生活支援、介護予防により、安心して快適な生活が送れる環境が得られるとしている。

 その特徴は、@「地域ケアプラザ」を中心に、地域の特性に合ったきめ細かな取り組みの推進、ANPOやボランティアなどの活発な活動で、多様な担い手に合う多様なサービスが展開される、B健康寿命日本一を目指し、健康づくり・介護予防に、重点的に取り組むの3点と挙げた。

 まとめてみると、福祉サービスの地産地消、地域で創り地域で使うこと。何をするかは、それを決めるのは住民の方々。地域ケアプラザは、それをバックアップするので、ぜひ相談を!一緒に考えていきましょう、としていた。