第15回 緑園新春コンサート
新春らしい優雅で、美しい演奏・合唱
声楽、ピアノ連弾、三味線、パイプオルガン、口笛とピアノ、みんなで歌おうなど

 
 ステンドグ ラスが美しい、このチャペルはそれほど広くはなく、声楽、ピアノ連弾、三味線、パイプオルガンなどの演奏で、楽器の響き、演奏者の息遣いが直に心地よく耳に、体に届いてくる感じ。

 今年で15回目を迎え、恒例となった緑園新春コンサートが1月6日(土)、フェリス女学院大学ボランティアセンター、NPO法人「だんだんの樹」の共催、泉区社会福祉協議会の後援で行われた。

 NPO「だんだんの樹」理事長の服部恵津子さん、フェリス女学院大学ボランティアセンター長ヒガ・マルセーロさんの開会挨拶に続き、声楽「夢はひそかに」、ピアノ連弾「名探偵コナン・メインテーマ」、三味線アンサンブル「双輪」と次々と登場。

 次に常連となっている緑園なえば保育園の年長組園児たちの登場。パパ・ママやおじいちゃん、おばあちゃんの参観もあり、壇上に勢ぞろいした園児たちも緊張気味の子も。「ビビディ・バディ・ブー」、「世界の国からこんにちは」などの合唱を太鼓やタンバリンを交えた、ほほえましい演奏に拍手と歓声。

 休憩後の第2部は、パイプオルガンに続き、声楽「竹とんぼに」「風の旅」。口笛とピアノのセッション「見上げてごらん夜の星を」では最初は、チャペル内に響き渡る音曲は、どこからなのか、分らなかったが、なんと一人の男性がチャペル内を歩きながら口笛を吹いていた。口笛でこんな高い音を驚くほど見事に吹いていた。

 声楽、ソプラノ二重奏「この美しい地球に」など次々に催される新春らしい優雅で、美しい、心にしみる演奏や合唱に、チャペルいっぱいになった聴衆は、うっとりと聴き入っていた。

  最後はピアノ伴奏で「みんなで歌おう!」。お馴染みとなった小山順子さん指揮のもと「雪の降る街を」「春よ来い」など4曲を会場の皆さん全員で合唱。普段あまり声を出さない人も声一杯に張り上げて歌っていた。

 同大ボランティアセンターでは、「このコンサートは大学と地域の連携によるもので、今年で15回目。続けて開催できてきたのは、関係者の皆さんのご努力と、地域に親しんでいただけたおかげ。これからも、ぜひこの関係を大事に、さらにそれを広げ、続けていきたい。」と語っていた。