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民生委員・保健活動委員・友愛活動委員の交流会
高齢者支援のあり方、考え方で意見交換
緑園地区社協主催

後藤会長の挨拶(合同会の会場で)  
後藤会長の挨拶(合同会の会場で)  
 緑園地区社会福祉協議会(会長:後藤登美雄)は「高齢者支援のあり方、考え方」をテーマに、同地区の民生委員、保健活動推進委員、友愛活動委員との合同交流会を8月24日(日)緑園地域交流センターで開催した。上記各委員メンバーのほか泉区役所、泉区社協、新橋地域ケアプラザからも参加した。

 当地の高齢化率は、横浜市や泉区全体との比較ではまだ低いが、住宅地として開発されてから26年が経過し、高齢化が進んできており、しかも今後それが一挙に進む傾向にもある。

  一方、当地区が泉区の中でのモデル地区として、行政から75歳以上の一人暮らし高齢者の名簿の提供を受け、昨年から当地区民生委員がその見守りを実施している。

 これらを背景に、地域福祉活動の一環として、高齢者の見守り、閉じこもり、健康管理などについて関係団体が現状や問題点について、それぞれの立場から意見、情報を出しあい、それぞれが、今後の活動に活かそうと開催に至ったもの。
 
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  高齢化率は、前年比1.4%、前々年比3%アップ

  民生委からは、75歳以上の一人暮らし高齢者の名簿の提供を受け、今まで見えなかったところが見えてきて、ありがたいが、一方75歳以上の老老介護者が含まれないことに対する対応の要望。行政や包括支援センターとの連携がうまくいっている。当地区住民は、自分のことは自分で、という意識の人「頑張り屋」が多く、その間の情報を得ることの難しさがある、などの意見が出ていた。
 
 保健活動推進委からは、ふれあい祭り時での共同活動は行っているが、他のイベントとの関わりなど、平常時の連携を増やすことも考えたい。老人クラブの友愛活動委からは、老人クラブへの入会が極めて低いが、高齢者である会員にとっては、この活動は好評で、さらに楽しい行事も考えたい。会員の状況は把握しやすいが、退会した後のフォローはできず、民生その他との連携の必要性を痛感している、などとした。

 近所付合いの希薄化と個人情報に対する過剰反応から、どこにそういった対象者がいるのか、把握が難しい。それには、自治会からの情報の吸い上げが肝要。しかし、頑張り屋が困った時に、近所に頼れる人がいること、また近所に気付いてくれる人がいることが理想で、それには普段から相互に「声掛け」ができていることでは、等の意見も。
 
 「傾聴ボランティアもも」の会員から、個人宅での傾聴活動も始めているが、こういった活動があることを、必要ではと思われる人に知らせてほしい。ケアプラザからは、相談ごとの受付を含め、より地域との連携を深め、つながりを強化していきたい。その一環として当交流センターに遠い、6,7丁目を対象に、「クラブハウス」で介護講座を設けることとした。友愛委からは、各自治会で「高齢者問題」を討議してもらいたい、などの意見もあった。


 当地区民生児童委員協議会の牛見会長は、「貴重な意見交換ができたと思うが、今後こういった関係者との意見交換、情報交換の機会を頻度を挙げて行っていきたい。」と締めのあいさつで語っていた。