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中川・新橋・緑園3地区民児協の 第24回合同研修会
今、求められる民生委員児童委員活動とは
委嘱型ボランティアとして、住民の生活支援
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   牛見とも子緑園地区民生児童委
協議会会長の冒頭あいさつで
 中川・新橋・緑園地区の民生委員児童委員協議会合同の研修会が6月7日(日)、緑園地域交流センターで行われた。中川地区から新橋、緑園地区が分離後に始まったもので、今回は24回目。幹事地区は毎年持ち回りで今回は緑園地区が担当。当3地区の人口は泉区全体の約3分の1を占めている。堀川泉区福祉保健センター長のほか区役所幹部、泉区社協会長他幹部、新橋地域ケアプラザ所長、緑園東・西小学校の両校長のほか、泉区民児協副会長、今日の3地区の民児協メンバー、3地区社協会長などが参加した。

 第1部として、桜美林大学健康福祉学群教授の大溝茂氏が「今、求められる民生委員児童委員活動とは〜地域における生活支援を中心にして〜」のテーマで講演を行った。

 冒頭の牛見とも子氏(緑園地区民児協会長)は挨拶で「大溝先生の話は、面白く聞かせてくれることをお願いしています」とのことから、大溝氏は、ご自分の長い経験と実際に結び付いた内容、社会環境の変化に伴い民生委に求められること、民生委としても本来的役割など、硬いテーマを面白く語った。現実に活動している中で、思い当たるだけでなく、苦労していることなど、身につまされた想いで、皆真剣に聞き入っていた。
 
  民児協の役割を語る大溝茂教授

 民生児童委の立ち位置は、「法」に基づく、制度化されたボランティアで、住民に推薦されていることから、一般ボランティアとは異なった「委嘱型ボランティア」だ。住民が期待していることに応えていくため、民生委がいることで、住民は安心していられる。一方住民のSOSがあったら、住民のため、地域のために、よりよい生活になるよう、繋げていく。周りに心を配り、一人一人の住民を基盤にして成り立っている。地区の民児協こそが、唯一の地域福祉の活動基盤となっている、としていた。

 具体例として、現在社会の貧困化の例を出し、精いっぱい頑張っているその住民に対し、相談相手になっているか、その対応は
ちゃんと聞き、よりよい生活につなげられているか。一人住まいの貧困者の生活実態から、より良い生活のため、風呂や食事の共同化など、居住の共同化までを考慮に入れたコミュニティ化も考えていかなければ、という状況にある、としていた。

 第2部は、懇親会となった。緑園総合高校演劇部の寸劇、住民による落語に続き、来賓や各団体代表の挨拶と、各テーブルでは話し合いが進んでいた。それぞれの挨拶では、地域のつながりといった中でも、孤立化など課題は多く、できることから、皆で知恵を出し合って進めよう、この合同研修会は未来永劫続けていこう、といった声も聞かれた。 
 懇親会で、来賓挨拶、高校生の寸劇、住民の落語(写真、左から)