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緑園 地域福祉保健計画 研修会
認知症サポーター養成講座 第1回
認知症の見守り等の生活支援体制を目指して

   
 緑園地区社会福祉協議会(会長:菅野英夫)は、今年度地域福祉保健計画研修会を2月19日(日)緑園地域交流センターで開催、当協議会役員、民生委協議会委員、泉区役所、泉区社協、新橋地域ケアプラザなどの職員などが参加した。

 今日のテーマは、認知症サポーター養成講座(第1回)、講師は新橋地域ケアプラザの西隈所長、石川社会福祉士、松坂保健師の3人が、講演、寸劇、質疑応答などを行った。

 横浜市の超高齢化率は2025年には26.1%となると見込まれている。その中で、認知症の人は年々増加し、泉区内では2025年の3468人に対し、2027年度には3915人となる見込み。認知症は脳の病気で、誰もが罹る可能性があり、85歳以上では4人に1人が発症。65歳未満の人が発症する若年性認知症も増えてきている。
認知症か単なる物忘れか、のクイズで   
認知症か単なる物忘れか、のクイズで  

 認知症には、いろいろな種類があり、アルツハイマー型、脳血管性のものが代表的。その症状は病気が原因で起こる症状、周りの人の助けがあれば、よくなる症状など、いずれも改善されるもの。その診断と治療については、いずれも早期診断、早期治療がカギ。ぜひ、かかりつけ医に相談を、と語る。

 予防について「生活習慣病を放置しない」とし、脳若返りとして①「メリハリある生活を」②「人とのつながりで、心づくり」、新しいことの実行、記憶力の鍛錬、2つ以上を同時にといった③「認知症を遠ざける脳づくり」を挙げた。
   
   寸劇で、認知症の人との対応の仕方を


 寸劇では、認知症に扮した人に支援者としての接し方について、意見交換し、①驚かせない、②急がせない。③自尊心を傷つけない、④否定しない、ことを忘れないように、としていた。

 サポーターの役割は、「優しいまなざし」で、認知症の本人だけでなく、家族の気持ちの理解も。気を使いすぎず、今まで通りの接し方を。相談できる相手がいてほしいと感じていることを察しることなどを挙げた。また、サポーターの相談窓口、登録について紹介。

 横浜市の認知症のキャッチフレーズ「認知症、やさしいまなざし、あったかハート」を紹介し、アンケート提出は、この養成講座では義務になっていますので、ご協力をとして終了となった。