緑園地区第4期福祉保健計画研修会 
 ①民生委からの当地区の現状、②第5期当地区わくわくプラン、
 ③特別講座「忘れても、心が生きている」認知症介護の話」

 緑園地区社協は2月22日(日)第4期地区社会福祉保健計画研修会を緑園地域交流センターで開催、伊藤会長挨拶に続き、①当地区民児協の中村会長から「当地区の現状について」、②伊藤会長から第5期(当地区わくわくプラン」の概要について、③特別講座「忘れても、心は生きている」を認知症の妻を介護する家族の話」を長年の介護の経験をもとに「認知症の人と家族の会:」神奈川支部副代表の三橋良博氏が講話された。
   
緑園地区社協伊藤会長の冒頭挨拶場面で  
昨年末に当地区の民生委員児童委員協議会会長に就任した中村氏は、当地区の高齢化、単身世帯の増加状況説明を基に、当委員会の役目は地域住民の相談・支援を行う組織であること。市町村の区域毎に設置され、定例会での情報共有、研修、見守り活動、行政機関との連携などを行い、地域全体の福祉向上と住民が安心して暮らせるまちづくりを支えています。
主な役割: 委員活動のサポート、地域の福祉課題の把握・共有、研修による資質向上、行政や専門機関との連絡・調整。
  • 活動内容: 高齢者や障がい者見守り、子育て支援(サロン活動)、災害時要援護者の支援など、地域特性に応じた活動。
  •  具体的には、地域の身近な相談相手である民生委が個々に抱え込まず、組織的に連携し、困難な課題を解決するための繋ぎ役です。
  • 2.第5期「当地区わくわくプラン」の概要については、独立ページを作りましたので、そちらをご覧ください。

  • 3.公益社団法人「認知症の人と家族の会」の三橋良博氏による、実体験に基づいた非常に深い講話                「忘れても心は生きている 〜認知症の妻を介護する家族の話〜」。
    ① 20年にわたる献身的な介護の歩み三橋氏は、若年性アルツハイマー型認知症を発症した奥様を20年間にわたり介護されました。また、同時に認知症を患った実父・実母の介護も並行して行うという、壮絶な経験を積み重ねてこられました 
  • ②認知症への理解と「心のつながり」
    診断前の苦悩: 認知症と診断される数年前から、うつ病や体調不良に苦しむ時期がありました。早期発見の難しさと家族の戸惑いが語られました。
    心は生きている 認知症になっても、豊かな感情や感謝の心はしっかり残っている」という言葉が印象的でした。
     優しい気持ちで接すれば、それは鏡のように本人から返ってきます。
       
       認知症の人と家族の会 神奈川支部副ダウ表の三橋さん(左)

    ③孤立を防ぐ「周囲とのつながり」と「地域力」          ・伝えてこそ得られる力:介護を一人で抱え込まず、周囲に状況を  伝えるで、「やさしさの連鎖:が生まれる。
    社会資源の活用: デイサービスや徘徊SOSネットワーク、  家族会(ピアサポート)など、地域の支えを積極的に利用す  ることの大切さが強調されました。
  • ④専門職や家族会によるサポート                    介護者にとって、同じ悩みを持つ「家族会」は知識の宝庫であり、辛さを  理解し合える「戦友」のような存在です。                      親身になってくれる専門職との信頼関係が、介護者の心の支えとなり  ます

    共に生きる社会を目指して
    新しい認知症観: 認知症になっても脳の大部分の機能は 正常で 、、決して「何もわからなくなる」わけではありません。
    偏見をなくす: 本人も家族も、誰もが笑顔で過ごせる街づくりには、正しい理解と地域の見守りが不可欠です。

    ⑥活用できる社会資源(参考)                                                                    介護保険や障害者福祉サービス、税金対策、成年後見制度など、認知症の方が利用できる29項目に及ぶ社会資源が
     紹介されました。制度を知り、適切に活用することが安定した介護生活への第一歩となります。


     三橋氏の「忘れても心は生きている」という言葉は、介護に携わるすべての人にとって大きな希望となるメッセージでした。認知症を「自分事」として捉え、地域全体で支え合っていくことの重要性を再認識する研修となりました。

     今回の講話の中で認知症に関する書籍、資料が紹介されましたので、それを各PPT資料としましたので、
     ぜひご覧ください
    。 

    ※ 当地区のケアプラザ「新橋地域ケアプラザ」で昨年11月に三橋さんの講話があり、その内容が広報紙にも掲載されていま  す。